素材の良さが活きていないのが本当に惜しい作品です。神木彩の演技や映像の基本的なクオリティは及第点なのに、構成と心理描写の甘さでせっかくのドラマが薄れてしまっています。
NTR作品として最も大切な要素は「やられた感」と背徳感の積み重ねなのですが、この作品はそこへの導き方が急ぎすぎているんです。出張という舞台設定自体は説得力があるのに、どうしてその状況に至ったのか、心理的な葛藤がもう少し丁寧に描かれていれば全く違う印象になったはずです。映像としてのライティングやカメラワークは決して悪くなく、むしろ各シーンの質感は整っているだけに、脚本側の工夫不足が目立ってしまいます。神木彩自身の表情の変化は捉えられているのですが(ここは監督の目が活きている)、その背後にある心理的な揺らぎまでは読み取りにくいんです。
後半の旅館での展開にこそ本来の見せ場があるはずなのですが、そこまでのプロセスが短すぎて、感情移入の余地がないまま場面が進んでしまう点が最大の弱点です。NTRジャンルを数百本観てきた身としては、このシチュエーションにはもっと時間をかけるべき要素がたくさんあります。
同メーカーのNTR企画では、もっと心理描写に時間を割いた作品があります。160分という尺を活かしきれていないのが悔しいです。
正直おすすめしにくいというのが率直な感想です。NTR好きでも「心理的な葛藤が欲しい派」なら物足りなさが残りますし、シンプルなシチュエーション系を求めている層には時間が長すぎるでしょう。価格が2680円程度とそこまで高くないのは救いですが、この内容ならメーカー側の他作品を先に試す方が満足度は高いと思われます。
出演: 神木彩(月雲よる)
メーカー: アタッカーズ
ジャンル:
ハイビジョン 独占配信 寝取り・寝取られ・NTR 飲み会・合コン 3P・4P 和服・浴衣 単体作品 部下・同僚





























